正答3
解説
正解は3です。
サ行音は日本語の中で習得が遅い音の一つで、完成するのは4〜6歳ごろです。
3歳5か月でサ行音が言えないことは発達途上の誤りの範囲にあることが多い、という前提で考えます。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない対応)です。
【選択肢別解説】
1:× 公式正答では適切な対応とされます。
誤りの種類や子どもの様子によっては、構音の誤りが固定しないよう直接的な働きかけを始めることがあります。
2:× 適切です。
この年齢のサ行音の誤りは自然に改善することが多いので、その可能性を保護者に伝えて不安を和らげます。
3:○ 適切ではありません。
サ行音を含む言葉を避けさせると、話す機会や意欲が減ります。
誤りを指摘したり避けさせたりせず、正しい音を自然に聞かせる関わりが勧められます。
4:× 適切です。
舌を出したり動かしたりする遊びは、構音に必要な舌の運動を楽しく促します。
5:× 適切です。
子どもと保護者の不安や緊張を和らげる心理的サポートは、構音指導の土台になります。
【ポイント】
構音の発達途上にある幼児には、言い直させたり避けさせたりせず、大人が正しい音でゆっくり言い返すことが基本です。
【用語】
構音器官:発音に使われる唇や舌、顎、口蓋などの器官の総称である。
サ行音:サ・ス・セ・ソなどの子音で、主に歯茎の摩擦音からなり、習得が比較的遅い音である。
直接的介入:子どもに対して直接、構音の練習などの働きかけを行うことである。
自然治癒:特別な治療をしなくても、成長に伴って自然に改善することである。