正答2
解説
正解は2です。
歯の根の周りの炎症が副鼻腔に広がる歯性副鼻腔炎が、どの洞に起こりやすいかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 前頭洞は前頭骨の中にあり、歯根から離れています。
歯の炎症が直接波及することはほとんどありません。
2:○ 上顎洞は上顎の歯の真上にあります。
上顎の小臼歯や大臼歯の根尖は洞底に近く、根尖病巣が広がると歯性上顎洞炎を起こします。
3:× 蝶形骨洞は鼻腔の最も奥にあり、歯根からは遠く離れています。
4:× 前部篩骨洞は眼窩の内側にあり、歯根と接していません。
5:× 後部篩骨洞も眼窩の内側後方にあり、歯の炎症が直接広がる部位ではありません。
【ポイント】
歯性上顎洞炎は片側性で、悪臭のある膿性鼻漏を伴うことが多いのが特徴です。
原因歯の治療が必要になります。
【用語】
歯根膜炎:歯の根を取り巻く歯根膜に起こる炎症で、進むと周囲の骨や隣接する組織へ広がることがある。
副鼻腔炎:鼻の周囲の骨にある空洞である副鼻腔の粘膜に炎症が起こる病気である。
上顎洞:上顎の骨の中にある最も大きな副鼻腔で、上顎の歯の根に近接している。
篩骨洞:眼窩の内側にある小さな空洞の集まりで、前部と後部に分けられる副鼻腔である。