正答4
解説
正解は4です。
この問題は共同注意と関連がないものを選ぶので、○ が答え(関連しないもの)です。
共同注意は、他者と同じ物に注意を向け、そのことを互いにわかり合う行動です。
生後9〜12か月ごろに成立し、自分・他者・物の三項関係の土台になります。
【選択肢別解説】
1:× 指さしは、相手の注意を物に向けさせる行動で、共同注意の代表です。
2:× 子どもは、大人が見ている物とそのとき聞いた言葉を結びつけて語彙を覚えます。
共同注意は語彙獲得の土台です。
3:× 会話は、同じ話題に互いが注意を向けることで成り立ちます。
そのため共同注意と関係します。
4:○ 喃語は生後4〜6か月ごろから現れ、共同注意が成立する前から見られます。
発声器官を使った音の練習で、共同注意とは直接関係しません。
5:× 心の理論は、他者の考えや気持ちを推測する能力です。
共同注意はその発達の出発点の一つと考えられています。
【ポイント】
自閉スペクトラム症では、共同注意の発達の遅れが早期の特徴として知られています。
【用語】
共同注意:他者と同じ対象に注意を向けて共有する行動で、言語発達の基盤となる。
心の理論:他の人の考えや気持ち、意図を推測して理解する能力のことである。
喃語:乳児が発する、「ばばば」のような子音と母音の連なりの発声である。
指さし:興味のある物を指で示して他者に伝える、前言語期の重要なコミュニケーション行動である。
三項関係:自分と他者と対象物の三者の間で、注意や関心を共有する関係である。