正答2
解説
正解は2です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
熱傷の深さの分類と、重症度の判定を問うています。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
顔面の熱傷で口の中に浮腫や発赤があるときは、熱い空気や煙を吸い込んだ気道熱傷を疑います。
気道がむくんで窒息する危険があるため、早めの対応が必要です。
2:○ 誤った記述です。
熱傷の重症度は、作用温度ではなく、熱傷の深さと面積で決まります。
面積は体表面積に対する割合で表し、年齢や部位、気道熱傷の有無も考慮します。
3:× 正しい記述です。
Ⅲ度熱傷は皮膚の全層が壊死していて、自然には治りにくい状態です。
面積が広い場合は植皮が必要になります。
4:× 正しい記述です。
Ⅱ度熱傷は真皮まで達した熱傷で、水疱ができるのが特徴です。
5:× 正しい記述です。
Ⅰ度熱傷は表皮だけの熱傷で、赤みと痛みが出ます。
数日で瘢痕を残さずに治ります。
【ポイント】
熱傷の面積は、成人では「9の法則」で概算します。
重症度は「深さ×面積」で判断する、と覚えましょう。
【用語】
気道熱傷:高温の煙やガスを吸入して気道粘膜に生じる熱傷で、呼吸困難の原因となる。
植皮:熱傷などで失われた皮膚を、健康な部位の皮膚を移植して覆う治療である。
水疱:皮膚の表面に液体がたまって膨らんだもので、Ⅱ度熱傷で現れやすい。
瘢痕:傷が治ったあとに残る、硬く変化した皮膚のあとである。