正答1
解説
正解は1です。
ヒトの染色体の数、性染色体の組み合わせ、遺伝の仕方の基本を問うています。
【選択肢別解説】
1:○ 卵子は減数分裂で作られ、母親(XX)の性染色体のうち1本を受け継ぎます。
そのため卵子の性染色体は必ずX染色体です。
精子にはX型とY型の2種類があり、受精した精子によって子の性が決まります。
2:× 女性の性染色体はXY型ではなく、XX型です。
XY型は男性の性染色体です。
3:× ヒトの体細胞の染色体は22対ではなく、23対(46本)です。
22対の常染色体と、1対の性染色体からなります。
4:× トリソミーは性染色体に限りません。
21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーなど、常染色体のトリソミーが代表的です。
性染色体のトリソミーには、クラインフェルター症候群(47,XXY)などがあります。
5:× 伴性劣性(X連鎖潜性)遺伝病は、主に保因者の母親から息子へ伝わり、息子が発症します。
父親の病的なX染色体は娘に渡りますが、娘はもう1本の正常なX染色体を持つため、通常は保因者となり発症しません。
【ポイント】
X連鎖潜性遺伝病の代表は、血友病やデュシェンヌ型筋ジストロフィーです。
父親から息子へはY染色体が渡るため、X連鎖の病気は父から息子へは伝わりません。
【用語】
性染色体:性別を決める染色体で、ヒトではX染色体とY染色体の組み合わせからなる。
トリソミー:ある染色体が通常の2本ではなく3本になっている染色体異常である。
伴性劣性(潜性)遺伝病:原因遺伝子がX染色体上にあり、主に男性に発症が現れる遺伝形式の疾患である。
体細胞:生殖細胞以外の体を構成する細胞で、ヒトでは通常46本の染色体をもつ。