正答3
解説
正解は3です。
運動障害性構音障害の発話訓練には、発話速度やリズム、区切りを調整する方法がいくつかあります。
【選択肢別解説】
1:× タッピング法は、指や手で机などを1拍ずつ叩きながら、そのリズムに合わせて発話する方法です。
発話速度の調整に用いられます。
2:× モーラ指折り法は、1モーラ(拍)ごとに指を折りながら発話する方法です。
発話速度を落とし、1音ずつ明瞭に話すために用いられます。
3:○ フレージング法は、発話中に意図的に休止を入れる訓練です。
文法的に区切りのよい位置で休止を入れ、一息で話す長さを短くして明瞭度を高めます。
4:× リー・シルバーマン法(LSVT LOUD)は、大きな声を出すことを集中的に練習する方法です。
主にパーキンソン病の声量低下に用いられます。
5:× ポインティングスピーチは、50音表などで語の最初の文字を指さしながら話す方法です。
指さしにより発話速度が落ち、聞き手にも語の手がかりが伝わります。
【ポイント】
発話速度の調整法(タッピング法、モーラ指折り法、ポインティングスピーチ、ペーシングボード)と、区切りを入れるフレージング法を区別して覚えましょう。
【用語】
タッピング法:拍に合わせて手などで机をたたき、そのリズムに合わせて発話速度を調整する方法である。
モーラ指折り法:1モーラごとに指を折りながら話すことで、発話速度を落として明瞭に話す方法である。
フレージング法:文を意味のまとまりで区切り、その切れ目で休止を入れて話す方法である。
リー・シルバーマン法:パーキンソン病に対して、大きな声を出すことに焦点を当てて集中的に行う音声訓練である。
ポインティングスピーチ:50音表の文字を指さしながら話すことで、発話速度を落とす方法である。