正答4
解説
正解は4です。
この問題は文法の評価に適切でないものを選ぶので、○ が答えです。
文法の習得状況は、語の形の変化や、語の並べ方、文の組み立てを見て評価します。
【選択肢別解説】
1:× 動詞は評価に適切です。
「食べる・食べた・食べている」のような活用や、受動・使役などの形の変化は、文法の重要な指標です。
2:× 語順は評価に適切です。
「誰が・何を・どうした」のように語を正しい順に並べる力は、統語の基本です。
3:× 代名詞は評価に適切です。
「ぼく」「これ」などの代名詞を文の中で正しく使い分けられるかは、文法の発達を反映します。
4:○ 慣用句は文法の評価に適切ではありません。
「猫の手も借りたい」のような慣用句は、語のまとまり全体で特別な意味をもつ表現です。
その理解は語彙や比喩の理解の問題であり、文法の習得状況を測る指標にはなりません。
5:× 時制は評価に適切です。
「〜した」「〜する」で過去と非過去を表し分けられるかは、文法発達の指標です。
【ポイント】
文法の評価では、助詞・語順・活用・時制・態(受動・使役)などに注目します。
慣用句や比喩の理解は、語彙や語用の評価で扱います。
【用語】
語順:文のなかで語が並ぶ順序で、日本語では助詞とともに意味関係を表す。
代名詞:人や物の名前の代わりに、それを指し示すために使う語である。
慣用句:二つ以上の語が結びついて、全体で特定の意味を表す、定まった言い回しである。
時制:出来事が起きた時を、過去や非過去などの形で表し分ける文法の仕組みである。
助詞:名詞などの後について、語と語の関係を示したり意味を添えたりする語である。