正答5
解説
正解は5です。
小児の後天性言語障害は、言語を獲得した後に脳損傷などによって生じる言語障害で、小児失語症が代表です。
【選択肢別解説】
1:× 脳形成異常症は、胎生期に生じる先天的な異常です。
後天性言語障害の原因として最も多いものではありません。
2:× 脳腫瘍は小児失語症の原因となりますが、頻度は外傷より低いです。
3:× 中枢神経感染症(脳炎・髄膜炎)も原因となりますが、最も多い原因ではありません。
4:× 脳梗塞は成人の失語症では主な原因ですが、小児では頻度が低いです。
小児では、もやもや病などに伴って生じることがあります。
5:○ 外傷性脳損傷は、小児の後天性言語障害の原因として最も多いものです。
交通事故や転落、虐待などによる頭部外傷が含まれます。
【ポイント】
成人の失語症は脳血管障害、小児の後天性失語は頭部外傷が最多と対比して覚えましょう。
小児失語症は成人に比べて回復が良好とされますが、学習面の困難が残ることがあります。
【用語】
後天性言語障害:生まれつきではなく、いったん獲得した言語機能が、病気やけがで後から障害されることである。
外傷性脳損傷:交通事故や転落などの頭部への強い衝撃により、脳が傷つくことである。
脳形成異常症:胎生期に脳の形がつくられる過程に異常が起こる病気の総称である。
中枢神経感染症:細菌やウイルスなどが脳や脊髄に感染して、炎症を起こす病気である。