正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
この問題はリハビリテーションの理念と関連しないものを選ぶので、○ が答えです。
リハビリテーションは「全人間的復権」を理念とし、障害のある人が再び人間らしく生きる権利を回復することを目指します。
機能の回復だけでなく、生活や人生の質の向上も目標とします。
【選択肢別解説】
1:× ADL(日常生活活動)は関連します。
食事や更衣、移動などの日常生活の自立は、リハビリテーションの中心的な目標です。
2:× QOL(生活の質)は関連します。
障害があってもその人らしく充実した生活を送れるようにすることが、リハビリテーションの目的です。
3:○ 安楽死は関連しません。
リハビリテーションは生きることを支え、権利を回復する理念に立つもので、死を選ぶことを支援するものではありません。
4:○ 育成は関連しないものとされます。
育成は子どもを育て上げるという教育的な意味合いの語で、失った権利や機能を取り戻すリハビリテーションの理念を表す語ではありません。
5:× 機能回復は関連します。
障害された身体・精神機能を可能な限り回復させることは、医学的リハビリテーションの基本です。
【ポイント】
リハビリテーションの語源は「再び(re)適した状態にする(habilitare)」です。
目標は機能回復にとどまらず、ADLの自立やQOLの向上、社会参加へと広がります。
【用語】
ADL:日常生活活動の略で、食事、更衣、排泄、移動など、毎日の生活で繰り返し行う基本的な動作を指す。
QOL:quality of life の略で生活の質と訳され、本人が感じる満足感や生きがいを含めた生活全体の質を指す。
安楽死:耐えがたい苦痛をもつ人の死期を、医療的な手段で早める行為を指す。
全人間的復権:障害のある人が、人間らしく生きる権利を取り戻すことを意味する、リハビリテーションの理念である。