正答2
解説
正解は2です。
仲間集団や発達課題が、どの発達段階に対応するかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× チャム集団は幼児期ではありません。
チャム・グループは思春期前期(中学生ごろ)にみられる同性の親しい仲間関係で、趣味や秘密の共有で結びつきます。
2:○ ギャング集団-児童期は正しい組合せです。
小学校中学年から高学年に、同性・同年代の仲間で徒党を組んで遊ぶ集団(ギャング・グループ)が形成されます。
3:× エリクソンの発達段階で、「親密性対孤立」は青年期ではなく成人前期の課題です。
青年期の課題は「同一性対同一性拡散」です。
4:× マーシャの同一性地位の一つである早期完了は、成人期ではなく青年期の概念です。
危機を経験しないまま、親などの価値観をそのまま受け入れて自己を決めている状態を指します。
5:× エリクソンの「生殖性(世代性)対停滞」は、老年期ではなく成人期(壮年期)の課題です。
老年期の課題は「統合対絶望」です。
【ポイント】
仲間集団は、児童期のギャング・グループ、思春期前期のチャム・グループ、青年期のピア・グループの順に発達します。
エリクソンの段階では、成人前期は「親密性」、成人期は「生殖性」、老年期は「統合」と覚えましょう。
【用語】
チャム集団:思春期前期に、共通の興味や関心をもつ者どうしで言葉による結びつきを確かめ合う仲間集団である。
ギャング集団:児童期に、同年代の同性で結成され、行動を共にして強い仲間意識をもつ集団である。
親密性:エリクソンの発達段階で成人前期の課題とされ、特定の他者と深く親しい関係を築くことである。
早期完了:アイデンティティの形成で、迷いや探索を経ずに、親などの価値観をそのまま受け入れて自己を決めている状態である。
停滞:エリクソンの発達段階で、成人期に次世代を育てる生殖性が果たせず、自己の関心にとどまる危機である。