正解を3つ選んでください。
正答3・4・5
解説
正解は3と4と5です。
行動療法は、学習理論(古典的条件づけ・オペラント条件づけ)にもとづいて、不適応な行動を変えていく心理療法です。
【選択肢別解説】
1:× 無意識に抑圧された内容を自覚させ表面化させるのは、行動療法ではなく精神分析療法の特徴です。
2:× 転移と逆転移を解釈して問題解決を進めるのも、精神分析療法の特徴です。
転移とは、クライエントが過去の重要な人物への感情を治療者に向けることです。
3:○ 観察可能な行動や症状そのものを介入対象とするのは、行動療法の特徴です。
内面の原因探しよりも、測定できる行動の変化を目標にします。
4:○ 刺激と反応という図式で行動を捉えるのは、行動療法の特徴です。
行動がどのような刺激で生じ、どのような結果で強められるかを分析します。
5:○ 不適応行動を誤った学習や未学習の結果と考えるのは、行動療法の特徴です。
そのため、新たな学習によって行動を修正できると考えます。
【ポイント】
行動療法の代表的な技法には、系統的脱感作法、トークンエコノミー、シェイピング、モデリングなどがあります。
「無意識・転移」は精神分析、「刺激と反応・学習」は行動療法と区別しましょう。
【用語】
行動療法:学習理論にもとづき、観察できる不適応行動を、学習によって変えていく心理療法である。
抑圧:受け入れがたい考えや感情を、無意識の領域に押し込める心の働きである。
転移:患者が過去の重要な人物に向けた感情を、治療者に向ける現象で、精神分析で重視される。
逆転移:治療者が患者に対して抱く無意識的な感情を指し、精神分析で扱われる。
系統的脱感作法:不安の弱い場面から段階的に慣らして、不安や恐怖を減らしていく行動療法の技法である。
トークンエコノミー:望ましい行動にトークン(代用貨幣)を与えて強化する行動療法の技法である。