正答4
解説
正解は4です。
対人魅力(人が他者に好意をいだく要因)にはさまざまな効果が知られています。
単純接触効果はザイアンスが示したもので、ある対象に繰り返し接するだけで、その対象への好意が高まる現象です。
【選択肢別解説】
1:× これは単純接触効果ではなく、ハロー効果(光背効果)です。
目立つ特徴の印象がほかの特徴の評価にまで広がる現象です。
2:× これは単純接触効果ではなく、類似性の効果です。
態度や価値観が似ている人に好意をいだきやすい現象です。
3:× これは単純接触効果ではなく、自己開示の返報性に関わる現象です。
自己開示を受けると自分も開示し、関係が深まります。
4:○ これが単純接触効果です。
特定の他者を何度も見るだけで、その人への好意が高まります。
5:× これは単純接触効果ではなく、生理的興奮の誤帰属(吊り橋効果)です。
恐怖でどきどきしているのを相手への好意と取り違える現象です。
【ポイント】
対人魅力の要因として、近接性、単純接触、類似性、身体的魅力、好意の返報性がよく出題されます。
吊り橋実験はダットンとアロンによる誤帰属の実験です。
【用語】
単純接触効果:ある対象に繰り返し接するだけで、その対象への好意が高まる現象を指す。
ハロー効果:目立つ特徴についての印象が、ほかの特徴の評価にまで広がってしまう現象である。
自己開示:自分の考えや感情、個人的な情報を、ありのままに他者に伝えることを指す。
誤帰属:ある原因で生じた感情や反応を、別の原因によるものだと取り違えてしまうことを指す。
吊り橋効果:恐怖によるどきどきを、一緒にいる相手への好意によるものと取り違える現象である。