正答4
解説
正解は4です。
カクテルパーティー効果は、騒がしい中でも聞きたい声に注意を向けて聞き取ることができる現象です。
両耳での聴取、選択的注意、声の高さの違いなどが関わっています。
この問題は関連しないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 関連します。
両耳で聞くと音源の方向の違いを利用して雑音と音声を分けられますが、片耳ではそれができず聞き取りにくくなります。
2:× 関連します。
自分の名前や関心のある人の話が騒音の中でも耳に入ってくるのは、選択的注意の働きです。
3:× 関連します。
注意力が落ちると、聞きたい音声に注意を向け続けられず、雑音の中で聞き取りにくくなります。
4:○ 関連しません。
話し手に近づくと大きく聞こえるのは、音源との距離が縮まって音圧が上がるためです。
注意による音声の選択とは関係のない、物理的な音の大きさの変化です。
5:× 関連します。
声の高さ(基本周波数)の違いは、複数の声を聞き分ける重要な手がかりです。
同じ高さで同時に話されると、この手がかりが使えず聞き分けにくくなります。
【ポイント】
カクテルパーティー効果には、両耳聴、選択的注意、音源の高さや方向の違いが関わります。
補聴器を片耳だけ使用すると騒音下で聞き取りにくいのも、両耳聴の利点が失われるためです。
【用語】
カクテルパーティー効果:騒がしい中でも、自分が注意を向けた相手の声を選んで聞き取れる現象である。
ピッチ:音の高さに対応する聴覚上の感覚で、主に基本周波数によって決まる。
選択的注意:多くの情報の中から、必要なものだけに注意を向けて処理する働きである。
両耳聴:左右両方の耳で聞くことで、音の方向の把握や雑音の中での聞き取りに有利になる。