正答3
解説
正解は3です。
日本語共通語のアクセントは、音の高さの変化によって区別される高低アクセントです。
アクセント核とは、その直後で音の高さが下がる位置を指します。
【選択肢別解説】
1:× 母音の継続時間の伸長は、アクセント核の主な特徴ではありません。
英語のような強さアクセントの言語では長さが手がかりになりますが、日本語では高さが中心です。
2:× 子音の強さの増大は、アクセント核の特徴ではありません。
日本語のアクセントは子音ではなく、母音部分の声の高さの変化で表されます。
3:○ 基本周波数の下降が、アクセント核の主要な音響特徴です。
基本周波数は声の高さに対応し、核のあとで急に下がることで、頭高型の「雨」と平板型の「飴」が区別されます。
4:× 第1フォルマントの低下は、母音の種類(口の開き)を表す特徴です。
アクセントとは関係しません。
5:× 第3フォルマントの遷移は、子音の調音位置などに関わる特徴です。
アクセント核の手がかりではありません。
【ポイント】
日本語のアクセントは「高さ(基本周波数)」、英語の強勢は「強さ・長さ・高さの複合」と対比して覚えます。
フォルマントは音色(母音や子音の種類)を決める要素です。
【用語】
アクセント核:日本語で、高い音から低い音へ下がる直前の位置を指す。
基本周波数:声帯の振動の速さを表す値で、声の高さに対応する音響特徴量である。
フォルマント:声道の共鳴によって音のスペクトルに現れる、周波数の山のことである。