正答3
解説
正解は3です。
心臓の血液の流れ、刺激伝導系、心電図、自律神経の作用を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
肺で酸素を受け取った動脈血は、肺静脈を通って左心房に流入します。
2:× 正しい記述です。
洞房結節を栄養する洞結節枝は、多くの人で右冠動脈から分岐します。
3:○ 誤った記述です。
プルキンエ線維は神経ではなく、興奮を速く伝えるように特殊化した心筋線維です。
刺激伝導系の最終部分として心室筋に興奮を伝えます。
4:× 正しい記述です。
心電図のP波は心房の脱分極(興奮)を表します。
QRS波は心室の脱分極、T波は心室の再分極を表します。
5:× 正しい記述です。
アドレナリンは心臓のβ1受容体に作用し、心拍数と心収縮力を増加させます。
【ポイント】
刺激伝導系は、洞房結節、房室結節、ヒス束、左右の脚、プルキンエ線維の順に興奮を伝えます。
これらはすべて特殊心筋であり、神経組織ではない点が頻出です。
【用語】
プルキンエ線維:刺激伝導系の末端にあり、興奮を心室の筋へ速く伝える特殊な心筋線維である。
洞房結節:右心房にあり、心臓のリズムを作り出す歩調取り(ペースメーカー)の役割をもつ組織である。
P波:心電図の波形の一つで、心房の興奮によって生じる波である。