正答5
解説
正解は5です。
脳脊髄液がどこで作られ、どこを流れ、どこで吸収されるかを問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
正常な脳脊髄液は無色透明で、混濁や血性は出血や感染を疑う所見です。
2:× 正しい記述です。
脳脊髄液は側脳室から第三脳室、中脳水道を通って第四脳室へ流れます。
3:× 正しい記述です。
第四脳室の正中口と外側口から出た脳脊髄液は、くも膜下腔を満たして脳と脊髄を包みます。
4:× 正しい記述です。
脳脊髄液はくも膜顆粒を介して硬膜静脈洞へ吸収され、静脈血に戻ります。
5:○ 誤った記述です。
くも膜顆粒は脳脊髄液を吸収する場所であり、産生する場所ではありません。
正しくは、脳脊髄液は主に脳室の脈絡叢で産生されます。
【ポイント】
「脈絡叢で産生、くも膜顆粒で吸収」が基本の対です。
流れの途中(中脳水道など)が狭くなると脳脊髄液がたまり、閉塞性水頭症になります。
【用語】
脳脊髄液:脳室で産生され、脳と脊髄の周囲を循環して保護する無色透明の液体である。
くも膜顆粒:くも膜下腔の脳脊髄液を静脈洞へ送り出す、くも膜の突起状の構造である。
中脳水道:第三脳室と第四脳室をつなぐ、中脳内を通る細い管である。
脈絡叢:脳室の内部にある血管に富んだ組織で、脳脊髄液を産生する場所である。