正答2
解説
正解は2です。
発声時の呼気の流れと圧の測定に関する問題です。
呼気流率は声門の閉じ方や発声のしかたで変化します。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
呼気流率は発声中に1秒あたりに使われる呼気の量で、mL/秒で表します。
2:○ 誤りです。
健常者でも呼気流率は一定ではありません。
声の高さや大きさ、声区によって変化します。
3:× 正しい記述です。
声門閉鎖不全があると声門から呼気が漏れるため、呼気流率は増加します。
4:× 正しい記述です。
気流阻止法で呼気を瞬間的に止めると、口腔内圧と声門下圧がほぼ等しくなり、発声時の呼気圧を推定できます。
5:× 正しい記述です。
呼気圧は発声に使う呼気努力の大きさを反映するため、その評価に意義があります。
【ポイント】
反回神経麻痺などの声門閉鎖不全では呼気流率が増え、最長発声持続時間が短くなります。
空気力学的検査は、喉頭の効率を客観的に評価する方法です。
【用語】
呼気流率:発声中に1秒間に口や声門を通って出ていく呼気の量を指し、mL/秒で表す。
声門閉鎖不全:発声時に左右の声帯がすき間なく閉じず、息が漏れてしまう状態である。
気流阻止法:発声中に呼気を一瞬せき止めて、口腔内圧から呼気の圧を推定する検査法である。
口腔内圧:口の中の空気の圧力のことで、気流を止めた瞬間の値は声門下圧に近くなる。