正解を2つ選んでください。
正答1・5
解説
正解は1と5です。
相手や場面に応じて方言と共通語を使い分ける現象を、社会言語学の概念で説明する問題です。
この問題は説明として当てはまらないものを選ぶので、○ が答え(当てはまらない用語)です。
【選択肢別解説】
1:○ 当てはまりません。
異化は、語の中で同じ音や似た音が続くとき、一方が別の音に変わる音韻変化で、方言の切り替えとは関係がありません。
2:× 当てはまります。
コード切り替えは、話し手が相手や場面に応じて言語や変種(共通語と方言など)を切り替えることで、本問の現象そのものです。
3:× 当てはまります。
変異は、同じ意味を表す言語形式に複数の変種があることで、共通語と方言の併存はこれにあたります。
4:× 当てはまります。
話し手は相手との関係に応じて、複数の変種から適切なものを選択しています。
5:○ 当てはまりません。
言語の変化は、長い時間をかけて言語の体系そのものが移り変わることです。
本問のような場面に応じた一時的な切り替えは、言語の変化ではありません。
【ポイント】
社会言語学では、同じ人が場面によって言葉を使い分けることを「変異」と「コード切り替え」でとらえます。
時間軸に沿った「変化」と、場面による「切り替え」を区別しましょう。
【用語】
コード切り替え:話す相手や場面に合わせて、言語や方言などの言葉づかいを切り替えることである。
異化:音韻論では同じ音や似た音が続くとき一方が別の音に変わる現象を指し、相手と話し方を違える調節を指すこともある。
変異:同じ内容が地域や場面などによって異なる形で表れる言語の違いである。
社会言語学:言葉と社会との関係を、地域や場面、話し手の属性などから研究する分野である。