正答1
解説
正解は1です。
視覚と運動の協応(目で見た情報に合わせて体を動かすこと)に関係する現象を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 変換視は、プリズム眼鏡などで視野を上下反転させたり左右にずらしたりする実験です。
初めは手の動きが狂いますが、次第に視覚と運動の対応が学習し直されるため、視覚-運動協応の研究に用いられます。
2:× プライミング効果は、先に受けた刺激が後の刺激の処理を促進する記憶の現象です。
3:× 心的回転は、頭の中で図形を回転させる心的なイメージ操作で、運動の協応ではありません。
4:× 能動的触知は、自ら手を動かして物の形を探る触覚による知覚で、視覚との協応ではありません。
5:× 共同運命の要因による群化は、同じ方向に動くものがまとまって見えるというゲシュタルトの知覚法則です。
【ポイント】
変換視の実験では、逆さめがねを長く着けると視覚と運動の新しい対応が成立することが示されました。
群化の要因(近接・類同・閉合・共同運命など)は知覚の問題で頻出です。
【用語】
視覚-運動協応:目で見た情報をもとに、手などの動きを調整して行動する働きである。
変換視:プリズムなどで上下や左右が逆転したりずれたりした視野のもとでの見え方と、それへの順応を指す。
プライミング効果:先に提示された刺激が、後の刺激の処理に無意識に影響する現象である。
心的回転:頭の中で図形などを回転させて見え方を思い浮かべる心の操作である。
共同運命の要因:同じように動くものを一つのまとまりとして知覚するという群化の要因である。