正答1
解説
正解は1です。
味覚障害の原因となる栄養素の欠乏を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 亜鉛は味蕾の味細胞が新しく入れ替わるのに必要です。
欠乏すると味細胞の再生が滞り、味覚障害が起こります。
2:× 尿素は蛋白質の代謝で生じる老廃物で、栄養素として欠乏が問題になる物質ではありません。
3:× カリウムが不足すると、筋力低下や不整脈が起こります。
味覚障害の代表的な原因ではありません。
4:× ビタミンDが不足すると、骨軟化症やくる病が起こります。
5:× 不飽和脂肪酸の欠乏は皮膚炎などの原因になりますが、味覚障害の代表的な原因ではありません。
【ポイント】
味覚障害の原因として最も多いのは亜鉛欠乏で、薬剤(亜鉛とキレートを作る薬)による例も多くみられます。
治療では亜鉛製剤の投与が行われます。
【用語】
味覚障害:味を感じにくくなる、または本来と異なる味に感じられる状態である。
亜鉛:味を感じる味蕾の細胞の新生にかかわる必須ミネラルである。
不飽和脂肪酸:分子内に二重結合をもつ脂肪酸で、植物油や魚の油に多く含まれる。