正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
熟語の読み方には、各漢字の音読み・訓読みを組み合わせるものと、熟語全体に読みを当てるものがあります。
後者は熟字訓や当て字と呼ばれ、1字ずつの読みに分けられません。
【選択肢別解説】
1:× 各漢字の読みを利用しています。
「雨傘(あまがさ)」は、「雨」の訓読み「あま」と、「傘」の訓読み「かさ」が連濁した「がさ」の組み合わせです。
2:× 各漢字の読みを利用しています。
「天女(てんにょ)」は、「天」の音読み「てん」と、「女」の呉音「にょ」の組み合わせです。
3:× 各漢字の読みを利用しています。
「女王蜂(じょおうばち)」は、「女王」の音読みと、「蜂」の訓読み「はち」が連濁した「ばち」の組み合わせです。
4:○ 各漢字の読みを利用していません。
「五月雨(さみだれ)」は熟字訓で、熟語全体に「さみだれ」という読みを当てています。
5:○ 各漢字の読みを利用していません。
「五月蝿い(うるさい)」は当て字です。
陰暦5月に蠅がうるさく飛び回ることから、意味に基づいて字を当てています。
【ポイント】
熟字訓には「五月雨」「今日」「明日」「時雨」などがあります。
連濁や「あめ」が「あま」になる音の変化は、漢字の決まった読みの範囲内として扱われます。
【用語】
熟字訓:熟語全体に対して、特別な訓読みを当てる読み方である。
当て字:漢字本来の読みや意味に関わりなく、その語に別の漢字をあてはめた表記である。
連濁:複合語で、後ろの語の最初の清音が濁音に変わる現象である。
呉音:古く日本に伝わった漢字音の一つで、仏教用語などに多く残っている。