正答3
解説
正解は3です。
等ラウドネス曲線は、1kHzの純音と同じ大きさに聞こえる各周波数の音圧レベルを結んだ曲線です。
この問題は図と一致しないものを選ぶので、○ が答え(図と一致しない記述)です。
図では、横軸が周波数(16Hz〜16kHz)、縦軸が音圧レベル(dB)で、10phonから100phonまでの曲線と最小可聴値(閾値)が描かれています。
どの曲線も、周波数が低くなるほど左上に向かって大きく上がっています。
また、3〜4kHz付近で最も低くなっています。
曲線の傾きは、下の方の低いphonの曲線ほど急で、上の方の100phon付近ではなだらかです。
矢印は、1kHzで70dBを通る曲線の3〜4kHz付近を指しています。
【選択肢別解説】
1:× 図と一致します。
低い周波数ほど同じ大きさに聞こえるのに必要な音圧が高くなります。
つまり、同じ音圧ならば低い音ほど小さく聞こえます。
2:× 図と一致します。
音圧レベルが同じでも、周波数によって通過する曲線(phon値)が異なります。
3:○ 図と一致しません。
曲線は低いレベルほど傾きが急で、高いレベルほど平らに近づきます。
周波数依存性は、呈示レベルが大きいほどではなく、小さいほど顕著です。
4:× 図と一致します。
矢印の曲線は1kHzで70dBを通るので、ラウドネスレベルは70phonです。
5:× 図と一致します。
63Hzで音圧レベル60dBの点は、20phonの曲線の上にあります。
そのため、ラウドネスレベルは20phonです。
【ポイント】
phonの値は、1kHzにおける音圧レベル(dB)と等しくなるように定められています。
人の耳は3〜4kHz付近で最も感度が高く、低い音ほど感度が低くなります。
【用語】
等ラウドネス曲線:同じ大きさに聞こえる純音の音圧レベルを、周波数ごとに結んだ曲線である。
ラウドネスレベル:1kHzの純音と同じ大きさに聞こえる音を、その純音の音圧レベルで表した値である。
phon:ラウドネスレベルを表す単位で、ホンと読み、音の大きさの感覚を表す。
音圧レベル:音の圧力の大きさを、基準値との比のデシベルで表した値である。