正答4
解説
正解は4です。
エリクソンは生涯を8つの段階に分け、各段階に心理社会的危機(対立する2つの傾向)を設定しました。
成人期(壮年期)の危機は「生殖性(世代性)対 停滞」です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
「自律性 対 恥と疑惑」は、幼児期前期(おおむね1〜3歳)の危機です。
2:× 誤りです。
「自主性 対 罪悪感」は、幼児期後期(遊戯期)の危機です。
3:× 誤りです。
「同一性 対 役割拡散(同一性拡散)」は、青年期の危機です。
4:○ 正しい記述です。
成人期には、次の世代を育て、社会に何かを生み出す生殖性が課題になります。
これが達成されないと、自分のことだけに関心が向く停滞に陥ります。
5:× 誤りです。
「基本的信頼 対 基本的不信」は、乳児期の危機です。
【ポイント】
エリクソンの8段階は「信頼・自律性・自主性・勤勉性・同一性・親密性・生殖性・統合」の順に並びます。
成人前期は「親密性 対 孤立」、老年期は「統合 対 絶望」です。
【用語】
生殖性:次の世代を育てたり、社会に何かを生み出したりすることに関心が向く成人期の課題である。
停滞:自分のことばかりに関心が向き、人や社会との関わりが広がらない状態である。
役割拡散:自分が何者か分からなくなり、役割や目標が定まらない状態である。
遊戯期:幼児期後期にあたり、自分から進んで物事を始めようとする時期である。
基本的不信:乳児期に養育者との間で安心感が得られないときに生じる、周囲の人や世界を信頼できない感覚である。