正答5
解説
正解は5です。
心拍の高まりなどの生理的な興奮が、相手への好意として受け取られる現象を説明する概念を問う問題です。
有名な例が、揺れる吊り橋の上で出会った異性に魅力を感じやすいという「吊り橋実験」です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
単純接触効果は、繰り返し接するだけで対象への好意が高まる現象です。
生理的な興奮とは関係しません。
2:× 誤りです。
ステレオタイプは、ある集団に対する固定的で単純化されたイメージです。
3:× 誤りです。
ゲシュタルト要因は、近接や類同など、知覚がまとまりをつくる法則です。
4:× 誤りです。
社会的促進は、他者がいることで作業の成績が向上する現象です。
5:○ 正しい記述です。
誤帰属とは、興奮の本当の原因を取り違えることです。
吊り橋による動悸を相手への恋愛感情によるものと誤って解釈し、好意が高まります。
【ポイント】
誤帰属の考え方は、生理的喚起とその解釈(認知的ラベル)で情動が決まるとする情動二要因説に基づきます。
単純接触効果や類似性も、対人魅力を高める要因として頻出です。
【用語】
誤帰属:生理的な興奮の原因を、実際とは別のものによると取り違えて解釈することである。
情動二要因説:生理的な喚起と、その状況の認知的な解釈の両方で情動が決まるとする説である。
ステレオタイプ:ある集団に対して抱かれる、固定的で単純化されたイメージのことである。
ゲシュタルト要因:近接や類同など、ばらばらの刺激をまとまりとして知覚させる要因のことである。