正答2
解説
聴覚伝導路
蝸牛の基底板の振動は電気信号に変換された後、聴覚伝導路を通って脳の中を進んでいく。
途中、蝸牛神経核、上オリーブ核、下丘中心核、内側膝状体腹側核などの神経核を経由し、最終的に大脳聴覚野に音情報が到達する。
蝸牛神経核
聴覚情報の伝達に関与している。
蝸牛からの強大音は蝸牛神経核、オリーブ核を経て顔面神経核へ至り、アブミ骨筋神経(顔面神経)が左右のアブミ骨筋を収縮させる。
上オリーブ核
有毛細胞に到達した聴覚情報はラセン神経節、蝸牛神経核、上オリーブ核へと伝達され、さらに中枢へと伝達される。
前庭神経核
前庭器官に由来する前庭神経節細胞の一次求心性神経が終止する核である。
一次求心性神経以外に、対側の前庭神経核、小脳皮質、小脳核、舌下神経前位核、Cajal間質核、脊髄、大脳皮質前庭野、脳幹網様体からの入力もある。
投射先としては、外眼筋の運動神経核(動眼神経核、滑車神経核、外転神経核)、視床などがある。
また、自律神経系の諸核とも線維連絡がある。
したがって、前庭神経核は、単に末梢前庭からの入力を中枢に伝える感覚性の一次中継核であるという機能にとどまらず、多彩な入力を受け、中枢神経のさまざまな部位に出力し、眼球運動、体平衡機能などの運動機能や、自律神経機能にも深く関わっている。
※迷走神経核は、様々な臓器からの感覚情報の伝達の他、咽喉頭及び、食道上部の横紋筋の運動の制御に関与している。