正答5
解説
正解は5です。
この問題は二次性高血圧の原因でないものを選ぶので、○ が答え(二次性高血圧の原因にならないもの)です。
二次性高血圧とは、特定の病気が原因となって起こる高血圧です。
多くは腎臓や内分泌の病気で、血圧を上げるホルモンが過剰になることで生じます。
【選択肢別解説】
1:× 原因になります。
腎動脈が狭くなると腎血流が減り、レニン・アンギオテンシン系が活性化して血圧が上がります。
これを腎血管性高血圧といいます。
2:× 原因になります。
褐色細胞腫はカテコラミンを過剰に分泌する腫瘍で、発作性または持続性の高血圧を起こします。
3:× 原因になります。
クッシング症候群ではコルチゾルが過剰になり、ナトリウムの貯留などを介して高血圧になります。
4:× 原因になります。
原発性アルドステロン症ではアルドステロンが過剰になり、ナトリウムと水が貯留して高血圧になります。
5:○ 原因になりません。
下垂体機能低下症では副腎皮質刺激ホルモンなどが不足します。
その結果、コルチゾルが減少し、血圧はむしろ低下しやすくなります。
【ポイント】
ホルモンの「過剰」は高血圧を、「不足」は低血圧を起こしやすいと整理しましょう。
原発性アルドステロン症は二次性高血圧の中で頻度の高い原因です。
【用語】
二次性高血圧:腎臓や内分泌の病気など、原因となる別の病気があって起こる高血圧である。
褐色細胞腫:カテコラミンを過剰に分泌する副腎などの腫瘍で、強い高血圧を起こす。
原発性アルドステロン症:副腎からアルドステロンが過剰に分泌され、高血圧や低カリウム血症を起こす病気である。
下垂体機能低下症:下垂体から出るホルモンが不足し、副腎や甲状腺などの働きが低下する状態である。