正答1
解説
正解は1です。
小児期に脳損傷で生じた後天性失語(小児失語)の特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った記述です。
小児失語の聴覚的理解障害は軽度とは限らず、軽度から重度まで様々で、語聾を示す例もあります。
2:× 正しい記述です。
小児失語では発話量が減り、非流暢で失文法的な発話を示すことが多いとされます。
3:× 正しい記述です。
日常会話は回復しても読み書きなどの障害が残り、就学後に学習上の問題が生じやすくなります。
4:× 正しい記述です。
小児失語の原因疾患としては、頭部外傷が多いとされます。
5:× 正しい記述です。
成人より可塑性が高いため、日常生活に支障がない程度まで音声言語が回復することが多いとされます。
【ポイント】
小児失語は「非流暢な発話が多い」「回復は良好だが学習面の問題が残りやすい」と覚えます。
回復が良いからといって、就学後の支援を怠らないことが大切です。
【用語】
小児失語:言語の発達途上にある子どもの脳の損傷により、獲得した言語が障害される状態である。
失文法:助詞や活用語尾が抜け落ちるなどして、文の組み立てが困難になる症状である。
非流暢:発話の量が少なく、努力を要し、滑らかに話せない状態を指す。
聴覚的理解力:耳で聞いた言葉の意味を理解する能力で、話し言葉の理解を指す。