正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
デジタル補聴器の各機能が、何を目的としているかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい組み合わせです。
無線通信機能では、話し手の口元のマイクの音を直接補聴器に送ります。
距離による音の減衰や反響音、周囲の雑音の影響を軽減できます。
2:× 正しい組み合わせです。
ハウリング抑制機能により、音漏れの多いオープンフィッティング(耳をふさがない装用)でも十分な利得が得られます。
3:○ 誤った組み合わせです。
雑音抑制機能は、空調音や車の音など、周囲の環境雑音を抑えるための機能です。
補聴器内部で発生する雑音を抑えることが主な目的ではありません。
4:○ 誤った組み合わせです。
ノンリニア増幅は、小さい音を大きく増幅し、大きい音はあまり増幅しない圧縮型の増幅です。
補充現象のある耳で、聞こえる範囲に音を収めることが目的です。
衝撃音を低減するのは、別の衝撃音抑制機能です。
5:× 正しい組み合わせです。
デュアルマイクロホンは2つのマイクの音の差を利用して、前方の音を強調する指向性機能を実現します。
【ポイント】
ノンリニア増幅は補充現象への対応、雑音抑制は環境雑音への対応、衝撃音抑制は食器の音などの突発音への対応と整理しましょう。
【用語】
ハウリング:補聴器から出た音がマイクに戻り、ピーという不快な音が出る現象である。
オープンフィッティング:耳穴をふさがない形で補聴器を装用する方法で、音漏れによるハウリングが起こりやすい。
ノンリニア増幅:入力音の大きさによって、増幅の程度を変える方式である。
デュアルマイクロホン:2つのマイクを備え、音の到来方向を区別して特定方向の音を強調する仕組みである。
指向性機能:特定の方向からの音を強調し、他の方向の雑音を小さくする補聴器の機能である。