マグニチュード推定法によって、重りを持ち上げたときに感じられる重さのべき指数を求めたところ、2となった。
重りの重さが3倍になったときに、感じられる重さはおよそ何倍になると予想されるか
正答5
解説
正解は5です。
マグニチュード推定法で得られる感覚の大きさは、スティーヴンスのべき法則に従います。
べき法則では、感覚の大きさは刺激の強さのべき乗に比例します。
【計算】
べき法則の式は、感覚の大きさ=定数×(刺激の強さ)のべき指数です。
べき指数が2なので、感覚の大きさは刺激の強さの2乗に比例します。
重さが3倍になると、感覚の大きさは3の2乗倍になります。
3×3=9なので、感じられる重さは約9倍です。
【選択肢別解説】
1:× 3倍は、べき指数が1の場合(刺激に比例する場合)の値です。
2:× 5倍は、べき指数2では導かれません。
3:× 6倍は、3に2を掛けた値で、べき乗の計算になっていません。
4:× 8倍は、2の3乗の値で、底と指数を取り違えています。
5:○ 3の2乗で9倍となり、べき法則の計算と一致します。
【ポイント】
べき指数が1より大きい感覚(重さなど)は、刺激の増加以上に感覚が強まります。
1より小さい感覚(明るさなど)は、刺激の増加ほどには感覚が強まりません。
【用語】
マグニチュード推定法:感覚の大きさを数値で直接答えさせ、刺激の強さとの関係を調べる心理物理学的方法である。
べき指数:刺激強度を何乗すると感覚の大きさになるかを示す、べき法則の指数である。
べき法則:感覚の大きさが刺激の強さのべき乗に比例するという関係を表す法則である。