正答5
解説
正解は5です。
脳内の神経核や自律神経が用いる主な神経伝達物質を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 青斑核の主な神経伝達物質はアセチルコリンではなくノルアドレナリンです。
青斑核は橋にあり、覚醒や注意に関わります。
2:× 縫線核の主な神経伝達物質はノルアドレナリンではなくセロトニンです。
縫線核は脳幹の正中部に並び、睡眠や情動の調節に関わります。
3:× 交感神経節後線維の伝達物質はセロトニンではなくノルアドレナリンです。
ただし汗腺を支配する節後線維は例外的にアセチルコリンを用います。
4:× 副交感神経節後線維の伝達物質はグルタミン酸ではなくアセチルコリンです。
節前線維も交感・副交感ともにアセチルコリンを用います。
5:○ 中脳の黒質(緻密部)にはドパミン作動性ニューロンが集まっています。
黒質から線条体へドパミンが送られ、運動の調節に関わります。
この経路の変性がパーキンソン病の原因です。
【ポイント】
青斑核はノルアドレナリン、縫線核はセロトニン、黒質はドパミンとセットで覚えます。
マイネルト基底核はアセチルコリンで、アルツハイマー病で障害されます。
【用語】
青斑核:橋にある神経核で、ノルアドレナリンを出す神経細胞が集まり、覚醒や注意に関わる。
縫線核:脳幹の正中部にある神経核で、セロトニンを産生する神経細胞が集まっている。
黒質:中脳にある神経核で、ドパミンを産生する神経細胞が集まり、運動の調節に関わる。
神経伝達物質:神経細胞の接合部であるシナプスで、次の細胞に信号を伝える化学物質である。