正答2
解説
正解は2です。
新生児聴覚スクリーニングの考え方を問う問題です。
先天性難聴を早期に発見し、早期に療育を始めることが目的です。
【選択肢別解説】
1:× 要精査(リファー)となった児の中には、中耳の羊水残留などによる偽陽性が多く含まれます。
ほとんどに難聴が見つかるわけではありません。
2:○ 生後1か月までにスクリーニング、3か月までに精密検査で確定診断、6か月までに療育を開始することが推奨されています。
記述は正しいです。
3:× 難聴の約半数はリスク因子のない児にみられます。
そのため、すべての新生児を対象に実施することが推奨されています。
4:× ガスリー検査は、血液を用いて先天性代謝異常症を調べるマススクリーニングです。
聴覚スクリーニングとは別の検査です。
5:× BOA(聴性行動反応聴力検査)は、音への行動反応を観察する検査です。
新生児聴覚スクリーニングでは、自動ABRやOAE(耳音響放射)が用いられます。
【ポイント】
新生児聴覚スクリーニングは「1・3・6ルール」で覚えましょう。
自動ABRは聴神経から脳幹まで、OAEは内耳の外有毛細胞までの機能を反映します。
【用語】
新生児聴覚スクリーニング:生後まもない赤ちゃんに行う聴覚検査で、難聴の疑いを早期に見つける。
リファー:スクリーニングの結果が基準に達せず、精密検査が必要と判定されることをいう。
ガスリー検査:新生児のかかとの血液で行い、先天性代謝異常などを調べる検査である。
BOA:聴性行動反応聴力検査のことで、音に対する乳児の驚きや振り向きなどの反応を観察する。