正答4
解説
正解は4です。
漢字の表記のうち、当て字(漢字の表音的使用)を見分ける問題です。
当て字とは、漢字の意味にかかわらず、1字ずつの読み(音)を借りて語を書き表す使い方です。
これに対し熟字訓は、語全体の意味に合う漢字の組み合わせに、まとめて訓読みを当てたものです。
【選択肢別解説】
1:× 「土産(みやげ)」は、土地の産物という意味に漢字を当てた熟字訓です。
「み」「やげ」のように1字ずつの読みには分けられません。
2:× 「田舎(いなか)」は、田の中の家という意味に漢字を当てた熟字訓です。
1字ずつ読みを当てたものではありません。
3:× 「雪崩(なだれ)」は、雪が崩れるという意味に漢字を当てた熟字訓です。
漢字の意味が語の意味と結びついています。
4:○ 「部屋(へや)」は、「部」に「へ」、「屋」に「や」の読みを当てて書き表したものです。
字ごとに読みを借りた表音的な使い方であり、当て字に該当するとされます。
5:× 「海女(あま)」は、海で働く女性という意味に漢字を当てた熟字訓です。
1字ずつの読みに分けることはできません。
【ポイント】
当て字は「読み(音)を借りる」、熟字訓は「意味に合う漢字に語全体の読みを当てる」と区別します。
「寿司」「目出度い」などは音を借りた当て字の例です。
【用語】
当て字:漢字の意味とは関係なく、音を借りて語を書き表すために使う漢字をいう。
熟字訓:漢字の熟語全体に対して、意味が合う和語の読みを当てたものである。
漢字の表音的使用:漢字がもつ意味を使わず、読みの音だけを利用して語を書き表す使い方である。