正答4
解説
正解は4です。
神経・筋疾患とその代表的な症状の対応を問う問題です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
【選択肢別解説】
1:× デュシェンヌ型筋ジストロフィーでは、腓腹筋などが脂肪や結合組織に置き換わって太く見えます。
これを仮性肥大といい、組み合わせは正しいです。
2:× 糖尿病性ニューロパチーは手袋靴下型の感覚障害を起こします。
アキレス腱反射などの腱反射も低下するので、組み合わせは正しいです。
3:× ALS(筋萎縮性側索硬化症)は下位運動ニューロンも障害されるため、筋萎縮が生じます。
組み合わせは正しいです。
4:○ パーキンソン病の主症状は、安静時振戦、筋強剛、無動、姿勢反射障害です。
失調は小脳障害の症状であり、パーキンソン病の特徴ではありません。
組み合わせが誤りです。
5:× ギランバレー症候群は、末梢神経の髄鞘が自己免疫機序で障害される脱髄性疾患が代表的です。
組み合わせは正しいです。
【ポイント】
パーキンソン病は錐体外路症状、脊髄小脳変性症は失調症状と区別して覚えましょう。
仮性肥大はデュシェンヌ型筋ジストロフィーを示す重要な所見です。
【用語】
仮性肥大:筋線維が脂肪や結合組織に置き換わり、筋が実際より太く見える状態である。
デュシェンヌ型筋ジストロフィー:男児に多い遺伝性の筋疾患で、筋力低下が進行し腓腹筋の仮性肥大を示す。
ギランバレー症候群:感染後などに末梢神経の脱髄が起こり、急に四肢の筋力低下をきたす疾患である。
糖尿病性ニューロパチー:高血糖が続くことで末梢神経が障害され、しびれや感覚低下をきたす合併症である。
パーキンソン病:中脳黒質のドパミン神経が減り、振戦や筋強剛、無動などを示す疾患である。
ALS:筋萎縮性側索硬化症のことで、上位と下位の運動ニューロンが進行性に変性する疾患である。