正解を2つ選んでください。
正答3・5
解説
正解は3と5です。
パーソナリティの捉え方には、いくつかの典型に分ける類型論と、複数の特性の程度の組み合わせで表す特性論があります。
この問題は特性論の説明を選ぶものです。
【選択肢別解説】
1:× 理論に基づいて典型例を示すのは類型論の特徴です。
クレッチマーやユングの類型がその例です。
2:× パーソナリティを直感的・全体的に把握できるのは類型論の長所です。
特性論は細かく分析できる反面、全体像がつかみにくいとされます。
3:○ 正しい記述です。
特性論では外向性や神経症傾向などの特性を誰もが程度の差で持つと考え、個人差を量的な差として捉えます。
4:× パーソナリティを固定的・静態的に捉え、力動的な面や環境の影響を軽視しやすいという批判は、主に類型論に向けられるものです。
特性論の説明としては適切ではありません。
5:○ 正しい記述です。
特性論では、さまざまな刺激に対して一貫して現れる個人に独自の反応傾向を特性とし、それを測定します。
オルポートの特性の考え方がこれにあたります。
【ポイント】
類型論は「全体を直感的に把握できるが、中間型を無視しやすい」、特性論は「量的に比較できるが、全体像がつかみにくい」と整理します。
ビッグファイブは特性論の代表です。
【用語】
特性論:パーソナリティをいくつかの特性の量の組み合わせでとらえる考え方である。
類型論:人をいくつかの典型的なタイプに分けてパーソナリティをとらえる考え方である。
力動的:心の中の欲求や葛藤など、たえず働き合う力に注目してとらえる見方である。
パーソナリティ:その人らしい考え方や感じ方、行動の一貫した傾向のことで、人格や性格とも呼ばれる。