正答2
解説
正解は2です。
他者の心の状態を推測する能力である「心の理論」を測る課題を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 誤りです。
符号課題は、数字や記号に対応する符号を素早く書き写す課題で、処理速度を測ります。
2:○ 正しい選択です。
誤信念課題は、事実とは異なる他者の思い込みを理解できるかをみる課題です。
サリーとアン課題が代表例で、心の理論の測定に用いられます。
3:× 誤りです。
ジレンマ課題は、道徳的な葛藤場面での判断理由を問う課題で、コールバーグが道徳性の発達段階の評価に用いました。
4:× 誤りです。
文配列課題は、ばらばらの文を正しい順序に並べる課題で、文章の構成や論理的理解をみるものです。
5:× 誤りです。
保存課題は、見た目が変わっても量や数が変わらないことを理解できるかをみる課題で、ピアジェの認知発達の評価に用いられます。
【ポイント】
定型発達児はおおむね4歳ごろに一次の誤信念課題に通過します。
自閉スペクトラム症では誤信念課題の通過が遅れることが知られています。
【用語】
心の理論:他者にも自分とは異なる考えや気持ちがあると理解し、その心の状態を推測する能力である。
誤信念課題:事実とは異なることを他者が信じていると理解できるかを調べる課題である。
保存課題:見た目が変わっても数や量は変わらないと理解できるかを調べる、ピアジェの課題である。
符号課題:数字や図形に対応する記号を素早く書き写す課題で、処理速度をみる検査に含まれる。