正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
エコラリア(反響言語)は、相手の言ったことばをそのまま繰り返す症状です。
言語発達障害と失語症の両方の領域から出題されています。
【選択肢別解説】
1:× 特異的言語発達障害は、知的障害や自閉症などがないのに言語発達だけが遅れる障害です。
エコラリアは特徴的な症状ではありません。
2:○ 自閉症スペクトラム障害では、聞いたことばをすぐに繰り返す即時性エコラリアや、以前聞いたことばを後で繰り返す遅延性エコラリアがみられます。
3:○ 混合型超皮質性失語では、自発話と理解が重度に障害される一方、復唱は保たれます。
そのため相手のことばをそのまま繰り返す反響言語が目立ちます。
4:× 失調性構音障害は小脳の障害による構音障害で、発話のリズムや強さが不規則になるのが特徴です。
エコラリアはみられません。
5:× 発達性吃音は、音の繰り返し・引き伸ばし・ブロックなど流暢性の障害です。
相手のことばを繰り返すエコラリアとは異なります。
【ポイント】
超皮質性失語は「復唱が保たれる」のが共通点で、特に混合型・超皮質性感覚失語で反響言語が目立ちます。
【用語】
反響言語:相手のことばや聞いた文を、そのまま繰り返して言う症状で、エコラリアともいう。
特異的言語発達障害:知的障害や聴覚障害などの原因が見当たらないのに、言語発達だけが遅れる状態である。
混合型超皮質性失語:復唱が保たれる一方で、自発話や理解が重度に障害される、言語野の孤立による失語である。
失調性構音障害:小脳の障害により、発話のリズムや強さが不規則になる構音障害である。
発達性吃音:幼児期に始まり、音のくり返しや引き伸ばし、ことばの詰まりなどを示す発話の流暢性の障害である。