正答4
解説
正解は4です。
外耳・中耳・内耳の境界や、耳小骨・耳管・蝸牛の構造を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 鼓膜が境しているのは内耳と中耳ではなく、外耳道(外耳)と鼓室(中耳)です。
中耳と内耳は前庭窓(卵円窓)と蝸牛窓(正円窓)で接しています。
2:× 鼓膜張筋はアブミ骨ではなくツチ骨に付着します。
アブミ骨に付着するのはアブミ骨筋です。
3:× アブミ骨底は前庭窓にはまり、蝸牛の前庭階側(前庭)に接しています。
鼓室階の端は蝸牛窓で中耳に面しています。
4:○ 耳管は中耳腔と上咽頭をつなぎ、嚥下などで開いて中耳腔の圧を外気圧と等しく保ちます。
5:× ヒトの蝸牛は3回転半ではなく、約2回転半(2と3/4回転)のらせん構造です。
【ポイント】
耳小骨筋は「鼓膜張筋=ツチ骨(三叉神経支配)」「アブミ骨筋=アブミ骨(顔面神経支配)」と対で覚えましょう。
【用語】
前庭窓:アブミ骨底がはまり込む中耳と内耳の境の窓で、卵円窓ともよばれる。
蝸牛窓:蝸牛の鼓室階の端にある、薄い膜でおおわれた中耳との境の窓で、正円窓ともよばれる。
鼓室階:蝸牛内の3つの管のうちの一つで、蝸牛窓側に通じ、外リンパで満たされている。
アブミ骨筋:耳小骨のアブミ骨に付着する小さな筋で、大きな音に反応して耳小骨の動きを抑える。
耳管:中耳腔と上咽頭をつなぐ管で、嚥下時などに開いて中耳の圧を外気圧と等しくする。