表から計算される肺活量はどれか
全肺気量 5,000ml
深吸気量 2,500ml
機能的残気量 2,000ml
吸気予備量 2,000ml
残気量 1,000ml
一回換気量 500ml
正答2
解説
正解は2です。
肺活量は、最大に息を吸った状態から最大に吐き出せる空気の量です。
肺気量分画のうち、肺活量に含まれるものと含まれないもの(残気量)を区別する問題です。
【計算】
肺活量=全肺気量-残気量です。
肺活量=5,000ml-1,000mlです。
肺活量=4,000mlとなります。
同じ値は、一回換気量+吸気予備量+呼気予備量でも求められます。
全肺気量-深吸気量から機能的残気量を求めると、5,000-2,500=2,500mlです。
呼気予備量は機能的残気量-残気量なので、2,500-1,000=1,500mlです。
500+2,000+1,500=4,000mlとなり、全肺気量-残気量の値と一致します。
なお、表の機能的残気量2,000mlは全肺気量-深吸気量(2,500ml)と合わず、表の中で矛盾しています。
公式正答は全肺気量-残気量で求めた4,000mlです。
【選択肢別解説】
1:× 4,500mlは全肺気量から一回換気量を引いた値に相当し、肺活量ではありません。
2:○ 全肺気量5,000mlから、吐き切っても肺に残る残気量1,000mlを引いた4,000mlが肺活量です。
3:× 3,500mlは、表の機能的残気量2,000mlをそのまま使って深吸気量+呼気予備量(2,500+1,000)を求めた値です。
全肺気量-残気量の4,000mlと合わないため、正解とされていません。
4:× 3,000mlは、表の分画をどのように組み合わせても肺活量の定義(最大吸気位から最大呼気位までの量)に合いません。
5:× 2,500mlは深吸気量(一回換気量+吸気予備量)の値で、肺活量ではありません。
【ポイント】
全肺気量=肺活量+残気量、機能的残気量=呼気予備量+残気量、深吸気量=一回換気量+吸気予備量の関係を覚えましょう。
残気量はスパイロメータでは測れない点も頻出です。
【用語】
残気量:最大限に息を吐いたあとにも肺の中に残っている空気の量である。
機能的残気量:安静に息を吐いた終わりに肺に残る空気の量で、呼気予備量と残気量の和である。
吸気予備量:安静に息を吸った状態から、さらに吸い込める最大の空気の量である。
深吸気量:安静に息を吐いた位置から、最大限に吸い込める空気の量である。
一回換気量:安静呼吸のときに、1回の呼吸で出入りする空気の量である。