正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っている組み合わせを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
内分泌疾患と、そのホルモン異常による代表的な症状の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 組み合わせは正しいです。
バセドウ病は甲状腺ホルモンの過剰で代謝が亢進し、頻脈になります。
2:× 組み合わせは正しいです。
成人で成長ホルモンが過剰になると、手足や顔の骨・軟部組織が肥大する末端肥大症になります。
3:× 組み合わせは正しいです。
クッシング症候群はコルチゾール過剰により、顔が丸くなる満月様顔貌を呈します。
4:○ 組み合わせが誤りです。
褐色細胞腫はカテコールアミンを過剰に分泌するため、徐脈ではなく頻脈や高血圧を起こします。
5:× 組み合わせは正しいです。
下垂体後葉からの抗利尿ホルモン(バソプレシン)が不足すると、尿が濃縮されず尿崩症になります。
【ポイント】
褐色細胞腫は高血圧・頭痛・発汗・動悸・高血糖が特徴で、頻脈を伴います。
甲状腺機能低下症では反対に徐脈になります。
【用語】
バセドウ病:甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、頻脈・眼球突出・甲状腺腫などがみられる自己免疫疾患である。
末端肥大症:成人で成長ホルモンが過剰になり、手足や顔などの先端部が大きくなる疾患である。
クッシング症候群:副腎皮質ホルモンであるコルチゾールが過剰になり、満月様顔貌や中心性肥満を示す疾患である。
褐色細胞腫:副腎髄質などにできる腫瘍で、カテコールアミンを過剰に分泌して高血圧を起こす。
尿崩症:抗利尿ホルモンの不足などにより、大量の薄い尿が出て強い口渇を伴う疾患である。