正答4
解説
正解は4です。
発達障害者支援法では、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」と定義しています。
この定義に共通する特徴が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 知的障害がないことは共通する特徴ではありません。
自閉症には知的障害を伴う場合が少なくありません。
2:× 言語遅滞があることは共通する特徴ではありません。
アスペルガー症候群や学習障害、注意欠陥多動性障害では、言語発達の遅れを伴わないことが多いです。
3:× 社会性の発達の遅れは共通する特徴ではありません。
社会性の障害は広汎性発達障害の中核症状ですが、学習障害には必ずしもみられません。
4:○ 生得的あるいは低年齢に発現することは共通する特徴です。
法律の定義でも「症状が通常低年齢において発現するもの」とされています。
5:× 有病率に民族差がないことは、法律の定義に含まれる共通の特徴ではありません。
有病率は診断基準や調査方法、地域によって異なって報告されています。
【ポイント】
発達障害者支援法の発達障害は、脳機能の障害であり、低年齢で発現する点が共通の要件です。
知的障害だけの場合は、この法律の発達障害には含まれません。
【用語】
発達障害者支援法:発達障害のある人の支援について、国や自治体の責務などを定めた法律である。
発達障害:自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害など、通常低年齢で現れる脳機能の障害の総称である。
広汎性発達障害:対人関係やコミュニケーションの障害とこだわりを特徴とする、自閉症などを含む障害群である。
学習障害:全般的な知的発達に遅れはないのに、読む・書く・計算するなど特定の能力の習得に著しい困難を示す状態である。