正答5
解説
正解は5です。
記憶障害のリハビリテーションの方法を問う問題です。
記憶障害への対応には、外的補助手段の活用、環境調整、内的ストラテジー、誤りなし学習などがあります。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× タイマー機能の活用は適切です。
アラームなどの外的補助手段で、予定や服薬を忘れないように補います。
2:× エラーレスラーニング(誤りなし学習)は適切です。
記憶障害者は自分の誤りを覚えてしまいやすいため、初めから誤らないように援助して学習させます。
3:× 環境調整は適切です。
物の置き場所を決めたり、掲示をしたりして、記憶に頼らずに生活できる環境を整えます。
4:× 内的ストラテジーの利用は適切です。
情報を視覚的イメージに置き換える、語呂合わせにするなど、覚え方の工夫を身につける方法です。
5:○ 図形のマッチングは記憶障害の訓練として適切ではありません。
図形の視覚的な認知や弁別の訓練であり、記憶障害に対するアプローチではないためです。
【ポイント】
重度の記憶障害では、記憶そのものの回復よりも、メモリーノートなどの外的補助手段と環境調整が中心になります。
誤りなし学習は、潜在記憶(手続き記憶)が保たれていることを利用した方法です。
【用語】
エラーレスラーニング:誤りを経験させないように手がかりを与えながら学習させ、正しい情報だけを定着させる方法である。
内的ストラテジー:イメージ化や語呂合わせなど、頭の中の工夫で記憶を助ける方法である。
外的補助:メモやアラームなど、道具を使って記憶を補う方法である。
環境調整:物の置き場所を決めるなど、周囲の環境を整えて失敗を減らす対応である。