正答2
解説
正解は2です。
他者を評価するときに生じる認知の偏り(評価のバイアス)を問う問題です。
ある一つの望ましい特徴が、全体の評価にまで広がる傾向の名称が問われています。
【選択肢別解説】
1:× 中心化効果は、特徴の評価を全体に広げる傾向ではありません。
評価が尺度の中央付近に集まり、極端な評価を避ける傾向です。
2:○ 光背効果(ハロー効果)は、目立つ一つの特徴の印象が他の特徴の評価にも広がる傾向です。
後光が差すように、一つの長所が全体を良く見せることから名づけられています。
3:× 寛大効果は、一つの特徴を全体に広げる傾向ではありません。
他者の望ましい面を過大に、望ましくない面を過小に評価し、全体に甘く評価する傾向です。
4:× 期待効果は評価の広がりではありません。
他者から期待されると、期待どおりの成果を出しやすくなる現象で、ピグマリオン効果とも呼ばれます。
5:× 天井効果は評価者の傾向ではありません。
課題が易しすぎるために得点が上限に集まり、差が測れなくなる現象です。
【ポイント】
ハロー効果は良い方向だけでなく、悪い特徴が全体を悪く見せる方向にも働きます。
天井効果の反対に、課題が難しすぎて得点が下限に集まる現象を床効果と呼びます。
【用語】
光背効果:ある望ましい特徴があると、他の特徴まで高く評価してしまう評価の偏りで、ハロー効果ともいう。
寛大効果:評価が全体に甘くなり、望ましい方向に偏る傾向である。
中心化効果:極端な評価を避けて、評価が中間付近に集まる傾向である。
天井効果:課題が易しすぎて、成績が上限付近に集まり差がつかなくなる現象である。
期待効果:他者から期待されることで、その期待に沿った成果が現れやすくなる現象である。