正答3
解説
正解は3です。
この問題はレビー小体型認知症でみられないものを選ぶので、○ が答え(みられない症状)です。
レビー小体型認知症は、認知機能の変動、繰り返す具体的な幻視、パーキンソニズムなどを特徴とする認知症です。
【選択肢別解説】
1:× レビー小体型認知症でみられます。
初期は記憶障害が目立たないこともありますが、進行とともに健忘を含む認知機能障害が現れます。
2:× レビー小体型認知症でみられます。
人や小動物が見えるといった、生々しく具体的な幻視が繰り返し現れるのが中核的な特徴です。
3:○ レビー小体型認知症でみられないものです。
パーキンソニズムによる筋強剛や動作緩慢は起こりますが、筋力が失われる麻痺は起こりません。
4:× レビー小体型認知症でみられます。
パーキンソニズムにより、声が小さく不明瞭になる運動低下性の構音障害が生じます。
5:× レビー小体型認知症でみられます。
パーキンソニズムにより、小刻み歩行や前傾姿勢などの歩行障害が生じます。
【ポイント】
レビー小体型認知症の中核的特徴は、認知機能の変動、幻視、レム睡眠行動障害、パーキンソニズムです。
抗精神病薬に対する過敏性があり、少量でも症状が悪化しやすい点にも注意が必要です。
【用語】
レビー小体型認知症:幻視や認知機能の変動、パーキンソン症状を特徴とする認知症である。
幻視:実際にはない物や人が、はっきりと見える症状を指す。
構音障害:発音の障害で、音を正確に作ることができなくなる状態を指す。
麻痺:運動神経の障害により、筋が動かせなくなった状態である。
パーキンソニズム:動作緩慢や筋強剛、振戦など、パーキンソン病に似た運動症状の総称である。
レム睡眠行動障害:レム睡眠中に、夢の内容に合わせて大声を出したり体を動かしたりする症状である。