正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った組み合わせ)です。
膠原病(自己免疫疾患)の代表的な疾患と、それぞれに特徴的な症状や合併症を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 誤った組み合わせです。
関節リウマチは限局性ではなく、手指や手関節などの多発性・対称性の関節炎が特徴です。
進行すると関節の破壊や変形をきたします。
2:× 正しい組み合わせです。
皮膚筋炎は筋炎と特有の皮疹を示す疾患で、成人では悪性腫瘍を合併しやすいことが知られています。
3:× 正しい組み合わせです。
全身性エリテマトーデスでは、両頬から鼻背にかけて広がる蝶形紅斑が特徴的な皮膚所見です。
4:× 正しい組み合わせです。
強皮症では、寒冷刺激で手指が白から紫、赤へと色調変化するレイノー現象が高頻度にみられます。
5:× 正しい組み合わせです。
シェーグレン症候群は唾液腺や涙腺が障害される疾患で、ドライマウスやドライアイが主症状です。
【ポイント】
関節リウマチは「多発・対称・小関節」、全身性エリテマトーデスは「蝶形紅斑」、強皮症は「レイノー現象と皮膚硬化」と、各疾患の代表所見を1つずつ結びつけて覚えましょう。
シェーグレン症候群の口腔乾燥は、摂食嚥下や構音にも影響する点で言語聴覚士にとって重要です。
【用語】
全身エリテマトーデス:自己免疫により全身の臓器が障害され、顔面の蝶形紅斑などが現れる疾患である。
レイノー現象:寒冷刺激などで指先の血管が収縮し、指が白や紫に変色する現象である。
皮膚筋炎:筋肉の炎症と特徴的な皮疹をきたす自己免疫疾患である。
シェーグレン症候群:涙腺や唾液腺が障害され、目や口の乾燥をきたす自己免疫疾患である。
強皮症:皮膚や内臓が線維化して硬くなる自己免疫疾患で、レイノー現象を伴いやすい。