一次側定格電圧と二次側定格電圧がそれぞれ等しい変圧器 A と変圧器 B がある。
変圧器 A は,定格容量 S_A=5 000 kV·A,パーセントインピーダンス%Z_A=9.0 %(自己容量ベース),変圧器 B は,定格容量 S_B=1 500 kV·A,パーセントインピーダンス%Z_B=7.5 %(自己容量ベース)である。
この変圧器2台を並行運転し,6 000 kV·A の負荷に供給する場合,過負荷となる変圧器とその変圧器の過負荷運転状態[%](当該変圧器が負担する負荷の大きさをその定格容量に対する百分率で表した値)の組合せとして,正しいものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
正答2
解説
正解は(2)。
並行運転時の各変圧器の負担容量は,自己容量ベースの百分率インピーダンスを用いて(容量/%Z)の比で分配される。
変圧器Aの容量/%Z=5000/9.0≒555.6,変圧器Bは1500/7.5=200。
合計755.6に対し,Aの分担=6000×555.6/755.6≒4411.8 kV·A(対定格88.2 %),Bの分担=6000×200/755.6≒1588.2 kV·A(対定格105.9 %)となる。
したがって過負荷となるのは変圧器Bで,その運転状態は約105.9 %である。