Aさん(58歳男性)は、会社の管理職をしていたが、仕事中に突然怒り出すことが多くなり、受診の結果、若年性認知症と診断された。
Aさんは、まだ働けるという認識はあったが、退職せざるを得なくなった。
夫婦二人暮らしで、妻(55歳)はパートで働いている。
Aさんは要介護1の認定を受け、通所介護を週2回利用することとなった。
サービス利用開始1か月後に介護支援専門員がAさん夫婦と面談したところ、Aさんは、高齢者ばかりの環境に馴染めないことと、妻のために我慢して通っていることが分かった。
介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。
3つ選べ。
正解を3つ選んでください。
正答2・3・5
解説
正解は2・3・5。
1:× 妻に我慢して通うよう説得させるのは本人の意向を無視した対応であり、適切でない。
2:○ 通所介護の場でAさんが役割を実感できるよう、事業所に通所介護計画の再検討を依頼するのは適切である。
3:○ 地域の中でAさんが参加したいと思う活動や場所を一緒に探すことは、本人の自己決定と社会参加を支える適切な対応である。
4:× 通所をやめて一人で自宅で過ごすことを勧めるのは、孤立を招き本人・家族の状況にも合わず適切でない。
5:○ 若年性認知症に対応する社会資源が地域に乏しいため、地域ケア会議で社会資源開発を提案するのは適切である。