ボイラーに使用する計測器について、AからDまでの記述のうち、適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 面積式流量計は、垂直に置かれたテーパ管内を流体が下から上に流れると、フロートが上下し、その際のテーパ管とフロートの間の環状面積がその流量に比例することを利用している。
B 容積式流量計は、ケーシングの中で、だ円形歯車を2個組み合わせ、これを流体の流れによって回転させると、流量が歯車の回転数の二乗に比例することを利用している。
C 差圧式流量計は、流体が流れている管の中に絞りを挿入すると、入口と出口との間に流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用している。
D U字管式通風計は、ドラフトを測定するもので、炉内圧の測定はできない。
正答2
解説
正解は2です。
この問題は、流量計と通風計の原理について、適切な記述の組合せを問うものです。
【記述別解説】
A:○ 適切な記述です。
面積式流量計は、テーパ管内のフロートが流量に応じて上下することを利用します。
このときのテーパ管とフロートのすき間の環状面積が、流量に比例します。
B:× 「回転数の二乗に比例」とする点が誤りです。
容積式流量計のだ円形歯車は、一回転ごとに一定量の流体を送り出します。
そのため、流量は歯車の回転数に比例します。
C:○ 適切な記述です。
差圧式流量計は、オリフィスなどの絞りの前後に、流量の二乗に比例する圧力差が生じることを利用します。
流量は圧力差の平方根に比例するので、圧力差から流量を求めます。
D:× 「炉内圧の測定はできない」とする点が誤りです。
U字管式通風計は、計測する場所の空気やガスの圧力と大気圧との差を水柱の高さで示します。
炉内や煙道の圧力の測定に用いることができます。
適切なのはAとCなので、正答は(2)です。
【選択肢別解説】
1:× Bが誤りを含みます。
2:○ 適切なAとCだけを挙げた組合せです。
3:× Dが誤りを含みます。
4:× Bが誤りを含み、Aが抜けています。
5:× BとDはどちらも誤りです。
【ポイント】
「面積式は環状面積が流量に比例」「容積式は回転数が流量に比例」「差圧式は差圧が流量の二乗に比例」と区別しましょう。