正答5
解説
正解は5です。
ボイラーの容量・効率・換算蒸発量の定義を問う問題です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(適切でない記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 適切な記述です。
ボイラー効率は、供給した燃料の全熱量のうち、発生蒸気に吸収された熱量の割合です。
2:× 適切な記述です。
蒸気の発生に要する熱量は、発生蒸気と給水の比エンタルピの差で決まります。
そのため、蒸気圧力、蒸気温度、給水温度が変われば必要な熱量も変わります。
3:× 適切な記述です。
蒸気ボイラーの容量(能力)は、最大連続負荷の状態で1時間に発生する蒸発量(kg/hまたはt/h)で示します。
4:× 適切な記述です。
換算蒸発量は、実際の蒸発量を、100℃の飽和水を100℃の乾き飽和蒸気にする基準状態の蒸発量に換算したものです。
条件の違うボイラーの能力を比べるために使います。
5:○ 適切でない記述です。
ボイラー効率を算定するときの燃料の発熱量には、一般に低発熱量を用います。
低発熱量は、高発熱量から燃焼で生じた水蒸気の潜熱を差し引いた値です。
排ガス中の水蒸気の潜熱は、通常のボイラーでは回収されないためです。
【ポイント】
換算蒸発量は「実際の蒸発量×(発生蒸気の比エンタルピ−給水の比エンタルピ)÷2257」で求めます。
2257kJ/kgは、100℃における水の蒸発熱です。