ボイラーの運転を停止し,ボイラー水を全部排出する場合の操作順序として、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。
ただし、A~Eはそれぞれ次の操作をいうものとする。
A ボイラーの圧力がないことを確かめた後、給水弁及び蒸気弁を閉じる。
B 燃料の供給を停止し、十分換気してからファンを止める。
C ボイラー水の排出は、ボイラー水の温度が90℃以下になってから、吹出し弁を開く。
D ボイラーの水位を常用水位に保つように給水を続け、蒸気の送り出し量を徐々に減少させる。
E ボイラー内部が負圧にならないように空気抜弁を開いて空気を送り込む。
正答3
解説
正解は3です。
この問題は適切な操作順序を選ぶので、○ が答え(正しい順序)です。
運転を停止してボイラー水を全部排出するまでの手順を問う問題です。
正しい順序は、D(給水を続けつつ負荷を下げる)、B(燃料停止と換気)、A(弁を閉じる)、E(空気抜弁を開く)、C(排出)です。
【選択肢別解説】
1:× 圧力がないことを確かめて弁を閉じる操作(A)が最初になっています。
燃料を止める前には圧力が残っているため、この順序では作業できません。
2:× 燃料停止(B)の後に、負荷を下げて給水を続ける操作(D)が来ています。
負荷を下げる操作は、燃料を止める前に行わなければなりません。
3:○ まず給水を続けながら蒸気の送り出し量を徐々に減らします(D)。
次に燃料の供給を止め、十分換気してからファンを止めます(B)。
圧力がないことを確かめて給水弁と蒸気弁を閉じ(A)、空気抜弁を開いて内部が負圧にならないようにします(E)。
最後に、ボイラー水が90℃以下になってから吹出し弁を開いて排出します(C)。
4:× 負荷を下げた直後にボイラー水を排出(C)しています。
燃料を止める前に排出すると、空だきや急冷による損傷の原因になります。
5:× 最初に空気抜弁を開いて(E)います。
圧力が残っている状態で空気抜弁を開くのは危険で、順序として成り立ちません。
【ポイント】
「負荷を下げる、燃料を止めて換気、弁を閉じる、空気抜弁を開く、90℃以下で排出」の流れを覚えます。
排出前に空気抜弁を開くのは、内部が負圧になって排水できなくなるのを防ぐためです。