正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
ボイラー水中の不純物には、溶解しているもの、懸濁しているもの、溶存気体があります。
【選択肢別解説】
1:○ この記述が誤りです。
溶解性蒸発残留物が濃縮されて析出し、伝熱面に固着したものは、スラッジではなくスケールです。
スラッジは、析出物などが管壁に固着せず、ドラム底部などに沈積した軟らかい沈殿物です。
2:× 記述は正しい内容です。
懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質や、エマルジョン化された鉱物油などがあります。
3:× 記述は正しい内容です。
溶存しているO₂(酸素)は、鋼材を酸化させ、腐食の原因となります。
4:× 記述は正しい内容です。
溶存しているCO₂(二酸化炭素)も、水に溶けて酸性を示し、鋼材の腐食の原因となります。
5:× 記述は正しい内容です。
スケールの熱伝導率は、炭素鋼よりはるかに低い値です。
スケールが付くと伝熱が妨げられ、管壁の温度が上がって過熱の原因になります。
【ポイント】
「伝熱面に固着したものがスケール、底部に沈積したものがスラッジ」と区別して覚えます。
スケールは熱を伝えにくいため、ボイラー効率の低下や過熱の原因になります。